親と同居のために空き家になった実家を売却する
親が高齢になると、子ども世代と同居する、または、子ども世帯の近くに近居、というケースも増えています。
そうなると実家は空き家になります。
空き家は持っているだけでも税金がかかりますし、管理が必要になります。
所有している不動産を、遺産として残すばかりが子どものためになるわけではありません。
もし今後、認知症など、自分一人では抱えきれない状況になると、介護する側も疲れ果ててしまいます。
将来的にやむを得ず対応できる施設に入所、介護付き高齢者住宅に入居、という場合も出てくるでしょう。
十分なケアを受けようとすると、介護保険では賄いきれません。
親が健康な場合でも、同居はお互いに気を遣うものです。
兄弟がいる場合、だれが同居するか、面倒をみるかだけでなく、お金の問題が出てきます。
同居する上にお金もかかり、兄弟間でぎくしゃくするケースが大変多いです。
まして、介護が必要な場合は、心身ともに大変な負担がかかることになります。
せめてお金の負担がなければ、それだけでも随分助かります。
親と同居のために実家が空き家になった場合は、早目に売却も検討しましょう。